法人設立登記が済んだあと、早速、税理士探しのスタートです。そもそも節税対策のための法人化ですから。(法人設立登記については、「アフィリエイトで法人設立」のページをご参照ください。)
税理士の探し方
税理士の探し方としては、知り合いに紹介してもらう、税理士紹介センターを利用する、 自分でネットで探す、 といった探し方があると思います。
【方法1】知り合いに税理士を紹介してもらう
最初は、知り合いの会社経営者の方に税理士の紹介をお願いしましたが、良さそうな税理士はいないとのことでした。
次に、登記申請をお願いした司法書士の先生に、知り合いの税理士を紹介してもらえないか聞いてみたところ、2名の税理士を紹介できるとのことでした。ただ、事務所の所在地を聞くと、市内の事務所ではあるものの、私の普段の生活圏からは離れた地域だったため、別で探すことにしました。
【方法2】税理士紹介センターを利用する
次は、税理士紹介センターです。税理士をネットで検索して自分で1件ずつ問い合わせを入れていってもいいのですが、アフィリエイトという業種に理解のある税理士を探すのには根気がいるのではないかと思ったため、紹介サイトなら、その辺りの希望も聞いたうえで、適した税理士を紹介してくれるのではないかと期待して、税理士紹介サイトを利用することにしました。
税理士紹介サイトとしては、「税理士紹介ビスカス」「税理士ドットコム」「税理士紹介エージェント」などがあり、いずれも無料で税理士を紹介してもらえるサイトですが、たまたまネットで調べていくなかで、アフィリエイターの方が、「ビスカス」を使って税理士と契約したという記事があったことから、私も「ビスカス」に紹介を依頼することにしました。
依頼のメールには、
・アフィリエイト収入が伸びてきたため節税のために法人を設立した。
・今年の年収の見込みは〇万円。
・初歩的な相談から顧問契約までできる税理士で、できれば市内(又は隣接市)に事務所があり、アフィリエイト事業にも詳しい税理士を希望する。
といった内容を記載しました。
すると翌朝、コーディネーターの方から早速電話がかかってきましたが、電話に出られなかったところ、すぐにメールが届き、次の事項を教えてほしい旨が記載されていました。
・創業、法人設立年月
・決算月
・利益見込み
・従業員数(若しくは外注の有無)
・経理状況(会計ソフトに入力、何もしてない等)
・税理士にお願いしたい事、期待していること
・税理士との面談希望日時
これらの事項を返信すれば、コーディネーターの方が、最適な会計事務所を選定してくれるとのことでした。
翌日、ビスカスよりメールがあり、その後すぐに電話もかかってきました。税理士を選定しましたとのこと。ただし、市内には適した税理士がいないため、市外の税理士を紹介したいとのことでした。その場所へ行くには、車で行けば30分。電車なら40~50分ほどかかる場所です。ちょっと悩みましたが、アフィリエイターをクライアントに持つような税理士を市内で探すのはきっと無理だろうな、、と半ば諦めていましたので(私は、決して都会とは言えない街に住んでいます。)、やむなく了解し、週末(日曜日)に面談するということで日程調整を行ってもらいました。
【方法3】自分でネットで探す
ただ、どうしても近所の税理士も捨てきれなかったため、自分でネットで調べて問い合わせを入れてみることにしました。
まずは、すぐ近所に税理士法人の事務所があるのを見つけたので、問い合わせフォームから、アフィリエイトを担当したことがあるか、問い合わせを入れてみました。
すると翌日、その税理士法人から返信があり、アフィリエイターの顧客はいないとのことでした。残念。。
そしてさらにネットで検索していたところ、市内の税理士で、ITやインターネットの業種に強いとの記載のある税理士を見つけたため、アフィリエイターの顧客がいるか、メールで問い合わせを入れてみました。
すると、見事にビンゴ!アフィリエイターをクライアントに持っているとの回答でした。早速、週末(土曜日の午前)に面談の予約を入れました。(ビスカスで紹介してもらった税理士との面談日の前日です。)
そうこうするうちに、今度はビスカスから、市内の税理士も追加で選定したとの連絡が入りました。こちらの税理士とも、週末(土曜日の午後)に面談することにしました。
3名の税理士と面談
結局、3名の税理士と面談することになりました。
一人目の税理士と面談
まずは、自分でネットで探して見つけた税理士との面談です。
年齢は40歳ぐらいで税理士としての経験も十分あり、会って話した印象も良く、何よりアフィリエイターの顧客もいるとのことで、この税理士なら安心して任せられるという印象でした。面談は、40分ほどで終了し、この段階では、ほぼこの税理士で決まりだという感触でした。
ただし、普段は従業員の担当者と打ち合わせをし、決算の数か月前になった段階で税理士と打ち合わせをすることになるというが、1点気になる点ではありました。
<会計ソフトの対応>
・freeeのみ
<顧問料等>
・顧問料 20,000円/月
・決算 150,000円
二人目の税理士と面談
次に、午後は、ビスカスから追加で紹介してもらった税理士です。
年齢は30代半ば。もともと不動産会社で経理として務めたあと、公認会計士として監査法人に務め、2年前に税理士として独立したという方でした。
まだ顧問先もほとんどなく(あるのか?)、税理士としての経験は浅く、話した印象も、お世辞にも頼りになるといった印象はない、、ところが、これは無理かなと思いながら話していくうちに、徐々に、人柄として、この人は自分に合うのではないかという気持ちが芽生えてきました。
まだ、顧問税理士としての確立したものがないため、逆に、会計ソフトは当社に合わせて導入すると話してくれたり(現時点では会計ソフトは「弥生会計」とのこと)、提案書も用意してくれていたり、私が質問してわからなかったことは契約するか否かにかかわらず調べて後日回答すると約束してくれたり、今後の打ち合わせも土日に対応可能と言ってくれたり、顧問料についても、これから当社と調整して決めていくようなイメージで、今後、顧問先を獲得していきたいという熱意が伝わってきて、私を必要としてくれているという思いが沸いてきました。また、私が質問した経費についても、午前中に面談した税理士よりも認めようとする範囲が広かったということもありました。
ということで、この税理士とは、約2時間ほど面談をしました。
家に帰ってから、考えを整理しながらもの凄く悩みました。正直、翌日に面談する税理士は、市外で遠いため論外と思っていましたので、今日のこの2名のいずれかで決めることになります。
午前の税理士は、十分な税理士経験があり、アフィリエイターの顧客もある税理士で安心して任せられる印象、ただし、普段の打ち合わせは税理士本人ではなく従業員の担当者、、まぁ、ベテランの税理士事務所では、どこもそういうやり方になるんでしょうけれど。。
その一方で、午後の税理士は、税理士経験が浅いけれど、やる気はある、自分に合わせてくれる、これからビジネスパートナーとして二人で作り上げていくというイメージが湧いてくる、、う~ん、、ここは情に流される場面ではなく、現実的に考えないといけないのでは、、と悩んでいたところ、午後の税理士からメールが届きました。なんと、顧問料の半額セールです!
こんなことってあり??と思いながら、半額とした理由は、きちんと説明されており、不当に値下げをしているわけではなく、私の前年の収入から今年の収入見込みに大きな開きがあるため、それを考慮して顧問料を調整したところ、半額になるという計算でした。
この半額セールで、私は落ちました。。。思い悩んでいた最後の一押しを、この半額セールにやられました。。
<会計ソフトの対応>
・現時点では弥生会計 ※ただし、当社に適した会計ソフトを選定する。
<顧問料等>
・顧問料 20,000円/月
・決算 120,000円
<値下げ後(1年目のみ)>
・顧問料 10,000円/月
・決算 60,000円
三人目の税理士と面談
翌日、市外の税理士と面談しましたが、やはり遠い、、そのうえ昨日の午後の税理士よりも4つも若い。。特に、優れた部分があるわけでもなかったため、こちらの税理士とは40分ほどで面談を終了しました。
<会計ソフトの対応>
・弥生会計、MFクラウド
<顧問料等>
・顧問料 15,000円/月
・決算 100,000円
二人目の税理士に決定!
そして、帰りの電車の中で、昨日の午後の税理士に顧問契約をお願いする旨を、税理士本人とビスカスとにメールで伝えました。そして、昨日の午前の税理士には、他の税理士にお願いすることになった旨をメールで伝えました。
今回の私の選択が、吉と出るか凶と出るか、、それはまだわかりません。。